2026年の読売ジャイアンツでは、9月30日から10月9日にかけて、育成選手を中心に契約の見直しが相次いだ。球団発表を伝えた日刊スポーツ、スポーツ報知、Full-Countなどの報道によると、来季の契約を結ばない旨の通告や自由契約を含め、対象となった選手は計15人。内訳は支配下選手5人、育成選手10人となっている。
今回の動きで注目されるのは、山田龍聖、郡拓也、岡田悠希らの現役続行への意向に加え、萩尾匡也と松浦慶斗に育成再契約が打診される見込みとなったことだ。一方、板東湧梧と石田隼都は現役引退を決断している。選手ごとに契約上の扱いや今後の選択肢は異なり、15人全員を一律に「戦力外」と捉えると、実態を見誤る可能性がある。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 対象選手15人:支配下5人、育成10人。発表日は9月30日、10月1日、10月5日、10月9日の4日間に分かれる。
- 自由契約との違い:萩尾匡也と松浦慶斗は自由契約となり、育成再契約を打診される見込み。通常の戦力外通告とは区別して考える必要がある。
- 今後の注目点:板東湧梧と石田隼都は現役引退を決断。山田龍聖、郡拓也、岡田悠希らの現役続行や、育成再契約の正式決定が焦点となる。
【2026年最新】巨人の戦力外通告は15人、発表日と経緯を整理
2026年の巨人の契約見直しは、ファームのレギュラーシーズン終了後にあたる9月30日から始まった。最初に発表されたのは育成選手9人で、翌10月1日には育成のフランシス・グズマン投手が対象となった。
10月5日には支配下選手4人の契約に関する発表があり、山田龍聖投手、郡拓也捕手、岡田悠希外野手には来季の契約を結ばない旨が通告された。同日、萩尾匡也外野手の自由契約も発表され、育成契約を打診する見込みと報じられた。
さらに10月9日には、松浦慶斗投手の自由契約が発表された。こちらも育成選手としての再契約を打診する見込みと報じられている。
ここで注意したいのは、対象15人全員が同じ意味での戦力外通告を受けたわけではないという点だ。内訳を整理すると、来季の契約を結ばない旨の通告を受けた選手は13人で、萩尾と松浦の2人は自由契約として扱われている。検索結果や一覧記事では、これらをまとめて「戦力外選手15人」と紹介するケースがある。
2026年10月22日時点で確認できる報道では、10月21日までに第2次の新たな通告は確認されていない。今後は追加発表の有無だけでなく、育成再契約の成立、他球団への移籍、現役引退など、選手ごとの進路が重要になる。
【完全一覧】9月30日〜10月9日の巨人戦力外・自由契約15選手
以下は、発表日、ポジション、通告時点の支配下・育成の区分を整理した一覧だ。選手の区分は契約見直しが発表された時点を基準にしている。今後の進路については、報道で伝えられた意向と正式に決まった事項を区別して確認したい。
| 発表日 | 選手名 | ポジション | 区分 | 発表内容・その後 |
|---|---|---|---|---|
| 9月30日 | 板東湧梧 | 投手 | 育成 | 来季契約なし。現役引退を決断 |
| 9月30日 | 富田龍 | 投手 | 育成 | 来季契約なし |
| 9月30日 | 松井颯 | 投手 | 育成 | 来季契約なし。現役続行を希望 |
| 9月30日 | 石田隼都 | 投手 | 育成 | 来季契約なし。現役引退を決断 |
| 9月30日 | 吉村優聖歩 | 投手 | 育成 | 来季契約なし |
| 9月30日 | 森本哲星 | 投手 | 育成 | 来季契約なし |
| 9月30日 | 喜多隆介 | 捕手 | 育成 | 来季契約なし |
| 9月30日 | 北村流音 | 内野手 | 育成 | 来季契約なし |
| 9月30日 | 田上優弥 | 内野手 | 育成 | 来季契約なし |
| 10月1日 | フランシス・グズマン | 投手 | 育成 | 戦力外通告 |
| 10月5日 | 山田龍聖 | 投手 | 支配下 | 来季契約なし。現役続行を希望 |
| 10月5日 | 郡拓也 | 捕手 | 支配下 | 来季契約なし。現役続行を希望 |
| 10月5日 | 岡田悠希 | 外野手 | 支配下 | 来季契約なし。現役続行を希望 |
| 10月5日 | 萩尾匡也 | 外野手 | 支配下 | 自由契約。育成再契約を打診する見込み |
| 10月9日 | 松浦慶斗 | 投手 | 支配下 | 自由契約。育成再契約を打診する見込み |
この一覧から読み取れるのは、今回の対象が投手に偏っていることだ。15人のうち投手は9人で、捕手が2人、内野手が2人、外野手が2人となっている。特に育成選手では投手が多く、球団が将来の投手陣を含めた選手構成を見直している状況がうかがえる。
ただし、ポジション別の人数だけでチーム編成の意図を断定することはできない。個々の選手の成績、故障歴、年齢、今後の成長見込み、同じポジションの競争状況など、複数の要素が契約判断に関係するためだ。
【その後と移籍先】松浦慶斗・山田龍聖・郡拓也・岡田悠希・萩尾匡也の現状
巨人を離れることになった選手の今後を考えるうえで、まず確認したいのが、現役続行を希望しているのか、引退を決めたのか、あるいは球団との再契約を目指しているのかという違いだ。契約の発表だけで、選手の野球人生が終わったと判断することはできない。
松浦慶斗:現役ドラフトから1年で自由契約、育成再契約が焦点
松浦慶斗は大阪桐蔭高出身の左腕で、2025年オフの現役ドラフトで日本ハムから巨人に加入した。移籍1年目の2026年は1軍登板がなく、ファームでは39試合に登板して2勝3敗、防御率4.57を記録したと日刊スポーツなどが報じている。
巨人は10月9日に松浦への自由契約を発表した。報道では育成契約を打診する見込みとされている。1軍での登板機会を得られなかった一方、ファームでは一定数の登板を重ねており、今後は育成契約の成立や、他球団を含む選択肢が注目される。
自由契約と育成再契約の打診は、再契約がすでに成立したことを意味しない。契約が正式に決まったかどうかは、球団発表や本人の公表を待つ必要がある。
山田龍聖:左腕としての実績を生かし、現役続行を目指す
山田龍聖は2021年ドラフト2位で巨人に入団した左投手だ。2025年に支配下登録へ復帰して1軍登板を経験したが、2026年は2試合の登板にとどまり、10月5日に来季の契約を結ばない旨を通告された。
日刊スポーツは、山田が現役続行を希望していると報じている。左腕投手は球団によって補強ニーズが異なり、球速や球種だけでなく、制球力、対左打者への対応、故障リスク、ファームでの成績などが評価の対象になる。今後はトライアウトや他球団の獲得判断を含め、プレーを続ける機会を得られるかが焦点となる。
郡拓也:捕手と複数ポジションを守れる強み
郡拓也は日本ハムから2024年にトレードで巨人へ移籍した捕手だ。捕手に加え、内外野を守れるユーティリティー性も特徴だったが、巨人移籍後は1軍での出場機会が限られ、2026年は1軍出場がないまま契約の見直し対象となった。
10月5日の発表後、郡は現役続行を希望していると報じられた。捕手は守備面の評価が重要なポジションであり、複数のポジションを守れることは編成上の利点になる。ただし、獲得する側は捕手としての能力に加え、既存の捕手陣との兼ね合いや出場機会を総合的に判断する。
岡田悠希:1軍での印象的な活躍と出場機会の壁
岡田悠希は2021年ドラフト5位で入団した外野手だ。2023年にはプロ初本塁打を記録し、2026年8月9日のヤクルト戦では、1軍昇格後の試合で決勝打を放ったことが報じられている。しかし、シーズンを通した1軍出場は限られ、10月5日に来季の契約を結ばない旨を通告された。
1試合で結果を残すことと、長期的にレギュラー争いを勝ち抜くことは別の課題だ。外野手は打撃力に加え、守備範囲、走力、長打力、左右の打者のバランスなども比較される。岡田が現役続行を希望していることから、今後は他球団での再挑戦が選択肢になる。
萩尾匡也:自由契約から育成再契約の可能性
萩尾匡也は2022年ドラフト2位で慶応大から入団した外野手だ。2024年には自己最多の56試合に出場し、打率.215、2本塁打を記録した。一方、2026年の1軍成績は7試合、6打数無安打で、ファームでは69試合に出場し、打率.241、1本塁打だったと日刊スポーツが報じている。
巨人は10月5日に萩尾の自由契約を発表し、育成契約を打診する見込みとされた。支配下登録から外れることは、ただちに現役引退を意味しない。育成契約が成立すれば、ファームなどで実戦経験を積み、支配下登録への復帰を目指す道が残される。
なお、上記の選手のうち、育成再契約や他球団移籍については、正式発表と打診・希望の段階を分けて見ることが大切だ。契約先が確定していない選手について、移籍先を断定することはできない。
【違いを解説】巨人の戦力外通告と自由契約、支配下選手と育成選手
プロ野球のオフシーズンには、「戦力外通告」「自由契約」「育成再契約」という言葉が頻繁に使われる。似た文脈で登場するが、それぞれが示すものは同じではない。
戦力外通告と自由契約は何が違う?
戦力外通告は、球団が選手に対し、来季の契約を結ばない意向を伝えることを指す。これに対して自由契約は、選手が既存の契約関係から離れ、他球団との契約交渉が可能になる状態を指す。自由契約となった選手が、必ずしも現役引退を選ぶわけではない。
今回の巨人では、山田龍聖、郡拓也、岡田悠希には来季契約を結ばない旨が通告された。一方、萩尾匡也と松浦慶斗については自由契約が発表され、育成再契約を打診する見込みと報じられている。この区別が、15人の一覧を正確に理解するためのポイントだ。
また、「自由契約」は、FA権を行使して移籍する「フリーエージェント」とも異なる。自由契約は球団との契約関係が終了することに関係する制度上の扱いであり、FAは所定の条件を満たした選手が取得した権利を行使する仕組みだ。
支配下選手と育成選手の違い
支配下選手は、球団の支配下選手登録を受けた選手で、1軍公式戦への出場資格を得るための基本的な登録区分に属する。支配下登録の上限は70人で、球団はこの枠の中で選手を編成する。
育成選手は、育成を目的とした契約で在籍する選手だ。育成契約のままでは1軍公式戦に出場できず、支配下選手として登録される必要がある。そのため、育成選手が戦力外通告を受けた場合でも、本人が現役続行を希望し、他球団から育成契約などのオファーを受ければ、プロ野球選手としてプレーを続ける可能性がある。
萩尾や松浦に育成再契約が打診される見込みと報じられたのは、この仕組みと関係している。球団が選手の能力を完全に否定したという意味ではなく、支配下登録の枠や現在のチーム編成を踏まえ、育成契約という形で可能性を残す判断もあり得る。
【戦力外の理由と実態】なぜ実績のある選手も契約を見直されるのか
戦力外通告の理由は、単純に成績の良し悪しだけでは説明できない。球団は1軍での出場実績、ファームでの成績、年齢、故障歴、ポジションの競争状況、将来性、支配下登録枠などを踏まえて選手構成を判断する。契約見直しの個別理由がすべて公表されるわけではないため、外部から特定の理由を断定することは難しい。
1軍での出場機会と競争の激しさ
山田や岡田は、1軍でプレーした経験があるにもかかわらず、来季契約を結ばない旨を通告された。これは、1軍に出場した経験があっても、次のシーズンに必要な役割を確保できるとは限らないことを示している。
巨人のように多くの選手が競争する球団では、同じポジションに複数の候補がいる。選手自身の成長だけでなく、若手の台頭、補強方針、チームが求める役割との適合性によって、出場機会が変化する。
ファームで好成績でも契約が続くとは限らない
育成選手の契約見直しでは、ファームでの数字と支配下登録への昇格が必ずしも一致しない点にも注目したい。板東湧梧は2026年のファームで29試合に登板し、5勝2敗、防御率2.74を記録した。それでも支配下登録を勝ち取れず、現役引退を決断した。
ファームの成績は評価材料の一つだが、1軍で求められる球威、制球力、投球の再現性、故障リスク、登録枠の状況なども判断に関係する。好成績を残したからといって支配下登録が保証されるわけではなく、逆に、支配下登録を外れたからといって選手としての能力が完全に否定されたわけでもない。
故障や将来設計もキャリアを左右する
石田隼都は、東海大相模高のエースとして2021年の選抜高校野球大会で優勝を経験し、同年のドラフト4位で巨人に入団した左腕だ。しかし、度重なる故障に苦しみ、1軍登板がないまま現役引退を決断した。日刊スポーツの報道では、2024年に左肘のトミー・ジョン手術を受けたことも伝えられている。
プロ野球選手のキャリアは、本人の努力だけで決まるものではない。故障からの回復、実戦復帰までの期間、再発のリスク、今後の生活設計など、さまざまな要素が関係する。引退という決断も、単に成績だけを見て評価できるものではない。
今後の動向を見るときの判断基準
巨人の戦力外選手について今後のニュースを追う際は、次の3点を確認すると、報道の意味を整理しやすい。
- 契約状況:戦力外通告、自由契約、育成再契約の打診、契約成立を区別する。
- 本人の意向:現役続行希望、引退決断、今後未定という情報を混同しない。
- 進路の確定度:他球団の獲得調査やトライアウト参加と、正式な入団発表を区別する。
特に「育成契約を打診する見込み」という報道は、契約成立を意味しない。また、現役続行を希望している選手についても、移籍先が決まったこととは別だ。発表された事実と今後の可能性を分けて読むことが、戦力外選手の動向を正確に把握するうえで欠かせない。
【巨人戦力外通告】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年に巨人の戦力外・自由契約の対象となった選手は何人ですか?
A1:9月30日から10月9日までに発表された対象選手は計15人です。内訳は支配下選手5人、育成選手10人。来季の契約を結ばない旨の通告と自由契約を含む集計です。
Q2:松浦慶斗と萩尾匡也は巨人と再契約するのですか?
A2:両選手とも自由契約となり、育成再契約を打診する見込みと報じられています。ただし、打診の見込みと契約成立は異なります。正式な再契約が発表されたかどうかを確認する必要があります。
Q3:戦力外通告を受けた選手は、他球団へ移籍できますか?
A3:現役続行を希望し、他球団との契約が成立すれば移籍できる可能性があります。自由契約となった選手も他球団との交渉が可能です。ただし、獲得が決まるかどうかは各球団の編成方針や選手の評価によります。
Q4:板東湧梧と石田隼都は現役を続けますか?
A4:2026年9月の報道では、板東湧梧と石田隼都はともに現役引退を決断しています。板東は今後の進路について未定とし、石田も今後について未定と報じられました。
Q5:巨人の第2次戦力外通告は発表されていますか?
A5:2026年10月21日までの報道では、第2次の新たな通告は確認されていません。今後の追加発表については、球団の公式発表や信頼できる報道で確認する必要があります。
まとめ:巨人の戦力外通告2026、今後は契約成立と選手の進路に注目
2026年の巨人では、9月30日から10月9日までに、来季の契約を結ばない旨の通告や自由契約を含めて15人が対象となった。内訳は支配下選手5人、育成選手10人で、育成選手の多さと、支配下登録をめぐる競争の厳しさが浮き彫りになった。
山田龍聖、郡拓也、岡田悠希は現役続行を希望し、松井颯も現役続行の意向を示している。一方、板東湧梧と石田隼都は現役引退を決断した。萩尾匡也と松浦慶斗については、育成再契約を打診する見込みと報じられており、今後の正式発表が焦点となる。
戦力外通告は、選手にとって大きな転機である一方、プロ野球人生の終わりを必ずしも意味しない。自由契約から他球団へ移籍する道もあれば、育成契約で再出発する道、現役引退を経て新たなキャリアへ進む道もある。巨人の戦力外選手のその後を追う際は、通告の種類、本人の意向、契約の成立状況を分けて確認することが重要だ。
2026年のオフシーズンは、追加の戦力外通告だけでなく、育成再契約や他球団への移籍、現役引退後の進路によっても動きが続く可能性がある。選手一人ひとりの次の決断が、今後のプロ野球界の注目点となる。 (出典: 巨人 戦力 外 通告(Yahoo!ニュース))